初期設定
■計算式設定
計算式設定で使用する計算単価項目を設定します。
- 計算式リスト
- 【明細項目設定】で[項目属性]が「計算」かつ[単価種類]が「計算単価」の項目がリストに表示されます。選択した項目の設定内容が画面に表示されます。
- ↑・↓(並び替え)
- 計算式リストで項目を選択して「↑」または「↓」をクリックすると、選択した項目が矢印方向に移動し、並びを任意に変更することができます。
- 支給区分
- 計算式リストに表示させたい明細項目の支給区分をラジオボタンから「給与」または「賞与」を選択します。
- 項目グループ
- 計算式リストに表示させたい明細項目の項目グループを「支給」、「控除」、「合計」ボタンから選択します。
- 項目リスト
-
計算式に設定可能な項目が表示されます。
計算式に設定したい項目を選択してダブルクリックすると計算式に設定することができます。
「明細項目」、「明細項目(手入力)」、「個人単価項目」、「計算単価項目」、「計算単価項目(手入力)」、「会社項目」、「社員項目」の7つの分類に分かれています。
<<明細項目>>
計算式に設定した場合、明細項目値が使用されます。
明細入力画面で値を手入力して変更した場合、変更した値は使用せず元の値を使用します。
※ 勤怠項目を計算式に使用する場合、「明細項目(手入力)」の勤怠項目を使用してください。
計算式に設定した場合、明細項目値が使用されます。
明細入力画面で値を手入力して変更した場合、変更した値が使用されます。
<<個人単価項目>>
【明細項目設定】で[項目属性]が「計算」かつ[単価種類]が「個人単価」の項目が表示されます。
計算式に設定した場合、【社員情報設定】『個人単価』の金額が使用されます。
<<計算単価項目>>
【計算単価設定】で登録されている項目が表示されます。
計算式に設定した場合、【計算単価設定】の設定内容で計算された金額(計算単価)が使用されます。
計算単価の計算に使用される項目(【計算単価設定】の[単価計算対象]でチェックした項目)の金額は以下が使用されます。
- 【明細項目設定】の[項目属性]が「固定」、「現物固定」、「特別計算」の場合:明細入力画面で金額を手入力して変更しても、変更した金額を使用せずに元の金額が使用されます。
- 【明細項目設定】の[項目属性]が「変動」、「現物変動」、「特別変動」の場合:明細入力画面で表示されている金額が使用されます。
【計算単価設定】で登録されている項目が表示されます。
計算式に設定した場合、【計算単価設定】の設定内容で計算された金額(計算単価)が使用されます。
計算単価の計算に使用される項目(【計算単価設定】の[単価計算対象]でチェックした項目)の金額は以下が使用されます。
- 【明細項目設定】の[項目属性]が「固定」、「現物固定」、「特別計算」の場合:明細入力画面で金額を手入力して変更した場合、変更した金額が使用されます。
- 【明細項目設定】の[項目属性]が「変動」、「現物変動」、「特別変動」の場合:明細入力画面で表示されている金額が使用されます。
【会社情報設定】で設定した項目のうち、計算式で設定可能な項目が表示されます。
計算式に設定した場合、【会社情報設定】で設定した値が使用されます。
<<社員項目>>
【社員情報設定】【本人・配偶者扶養情報設定】で設定した項目のうち、計算式で設定可能な項目が表示されます。
計算式に設定した場合、【社員情報設定】【本人・配偶者扶養情報設定】で設定した値が使用されます。 - 展開
- チェックを入れると項目リストの全項目が表示され、チェックを外すと第1階層の項目分類のみ表示されます。
- 電卓形式ボタン
- 数字や演算子のボタンをクリックして、計算式に設定をおこないます。
- 端数
-
計算式に端数処理を入れたい場合にクリックします。
クリックすると[端数処理設定]ダイアログが表示されます。
端数処理は計算式中の任意の場所に設定が可能です。※ 支給項目または控除項目の場合、計算式の最終結果には【会社情報設定】『規定(一般)』の「支給項目」、「支給減額項目」、「控除項目」のいずれかの端数処理が行われます。
【会社情報設定】『規定(一般)』の端数処理と異なる端数処理を行いたい場合は、計算式全体に小数点以下が発生しない端数処理を設定してください。(操作説明:例2参照)※ 合計項目の場合は、必ず計算式全体に小数点以下が発生しない端数処理を設定してください。 - 条件
-
計算式に条件式を設定したい場合にクリックします。
クリックすると[計算式表示エリア]に条件(,,)と表示されます。
カンマで区切られた最初のフィールド(条件式フィールド)に条件式を設定し、2番目のフィールド(計算式(真)フィールド)に条件式を満たす場合に使用する計算式を設定し、3番目のフィールド(計算式(偽)フィールド)に条件式を満たさない場合に使用する計算式を設定します。
複合条件式を設定する場合は、1つの条件式ごとに括弧が必要です。
- 計算式表示エリア
- 設定されている計算式の内容が表示されます。項目リスト、電卓形式ボタン、端数、条件等を組み合わせて計算式の設定を行います。
- ESC:キャンセル
- 編集前のデータに戻します。
- F3:明細項目
- 【明細項目設定】が表示されます。
- F4:計算単価
- 【計算単価設定】が表示されます。
- F5:明細設計
- 【明細書設計】が表示されます。
- F8:印刷
- 計算式情報を印刷または印刷イメージを画面表示させる場合に使用します。
クリックすると【計算式情報の印刷設定】画面が表示されます。 - F12:閉じる
- メニュー画面に戻ります。
例1:以下の条件を例にとり、計算式の設定方法を説明します。
[皆勤手当]を「欠勤、遅刻、早退」がない場合に10,000円を支給する。-
- ①
-
「皆勤手当」に設定されている計算式が[計算式表示エリア]に表示されます。
既に式が設定されている場合は、[DEL]または[BACK]ボタンをクリックして式を削除します。
-
- ②
-
[計算式表示エリア]に条件(,,)と表示されます。
-
- ③
-
-
- ④
-
条件式に’(’が表示されます。
-
- ⑤
-
条件式の’(’の後に’[欠勤日数(2)]’と表示されます。
-
- ⑥
-
条件式の’([欠勤日数(2)]’の後に’=’が表示されます。
-
- ⑦
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=’の後に’0’が表示されます。
-
- ⑧
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=0’の後に’)’が表示されます。
-
- ⑨
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=0)’の後に’AND’が表示されます。
-
- ⑩
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=0)AND’の後に’(’が表示されます。
-
- ⑪
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=0)AND(’の後に’[遅早時間(2)]’が表示されます。
-
- ⑫
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=0)AND([遅早時間(2)]’の後に’=’が表示されます。
-
- ⑬
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=0)AND([遅早時間(2)]=’の後に’0’が表示されます。
-
- ⑭
-
条件式の’([欠勤日数(2)]=0’の後に’)’が表示されます。
-
- ⑮
-
-
- ⑯
-
-
- ⑰
-
-
- ⑱
-
[計算式表示エリア]に
条件(([欠勤日数(2)]=0)AND([遅早時間(2)]=0),10000,0)
と、表示されます。
以上で設定が完了です。
例2:以下の条件を例にとり、計算式の設定方法を説明します。
[普通残業手当]に「普通残業単価×普通残業時間」を設定する。【会社情報設定】『規定(一般)』の「支給項目」の端数処理は「切り上げ」だが、この項目は「四捨五入」にしたいため、計算式で端数処理を設定する。
※ | 【会社情報設定】『規定(一般)』の「支給項目」で設定した端数処理と同じ端数処理を行う場合は、②、③、④、⑤の処理は不要です。 |
-
- ①
-
「普通残業手当」に設定されている計算式が[計算式表示エリア]に表示されます。
既に式が設定されている場合は、[DEL]または[BACK]ボタンをクリックして式を削除します。
-
- ②
-
「端数処理設定」にダイアログが表示されます。
-
- ③
-
-
- ④
-
-
- ⑤
-
-
- ⑥
-
式に’[普通残業単価(4)]’が表示されます。
-
- ⑦
-
式の’([普通残業単価(4)]’の後に’×’が表示されます。
-
- ⑧
-
式の’[普通残業単価(4)]×’の後に’[普通残業(2)]’が表示されます。
[計算式表示エリア]に
端数([普通残業単価]×[普通残業(2)],5,1)
と、表示されます。
以上で設定が完了です。