2017.12.13
Ver9.0.8に年末調整に関連する問題点が確認されたため、修正版の【メールde給与17 Ver9.0.10】にバージョンアップしました。
以下ご確認をお願いいたします。
この度はご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんでした。
 Ver9.0.10の修正内容
 データ選択時の注意事項
 Ver9.0.8 年末調整に関連した変更内容
 Ver9.0.8 その他の変更内容

◎Ver9.0.10の修正内容
[ 年末調整>保険料・扶養控除申告書 ]
「給与年調」又は「賞与年調」の場合、保険料控除申告書タブで「F5:転送」を実行し、その後に給与・賞与処理中のまま明細書や支給控除一覧表等の印刷を行うと、所得税が更新されていなかったので修正しました。

「単独年調」の場合はこの問題は発生しません。

保険料控除申告書の印刷で、配偶者が昭和生まれの場合は大正に〇が付き、大正生まれの場合は昭和に〇が付いてしまっていたので修正しました。

[ 年末調整>配偶者扶養情報チェック ]
本人と配偶者の障害者区分が異なる社員を選んで「更新」を実行すると、障害者の人数及び「障害者控除」の金額が誤って計算されてしまっていたので修正しました。

「給与年調」又は「賞与年調」で12月給与又は最終賞与が支給済みの場合は、Ver9.0.10へのバージョンアップを行う前に印刷した[支給控除一覧表]とバージョンアップ後の[支給控除一覧表]の「所得税」を比較してください。不一致の場合はこの不具合が原因となりますので、誠に恐れ入りますが差額を次回給与等で調整してください。

[ 随時処理>社員データ作成/取込 ]
扶養情報データファイルに本人と配偶者の障害者区分が異なる社員が含まれていると、「取込」を実行した際に障害者の人数及び「障害者控除」の金額が誤って計算されてしまっていたので修正しました。

「給与年調」又は「賞与年調」で12月給与又は最終賞与が支給済みの場合は、Ver9.0.10へのバージョンアップを行う前に印刷した[支給控除一覧表]とバージョンアップ後の[支給控除一覧表]の「所得税」を比較してください。不一致の場合はこの不具合が原因となりますので、誠に恐れ入りますが差額を次回給与等で調整してください。

[ 初期設定>本人・配偶者・扶養情報設定 ]
「単独年調」で給与・賞与処理をすべて確定し、“本人・配偶者・扶養親族を障害者に変更”するなど「一般扶養人数」~「同居特別障害者人数」の人数が変更されるような訂正を加えた場合に、そのまますぐ[源泉徴収票]など年末調整関連の帳票を印刷すると、年税額が再計算されず、変更前の数値のまま出力されてしまっていたので修正しました。

◎データ選択時の注意事項
【メールde給与17 Ver9.0.10】でデータを選択すると、以下の画面が表示されることがあります。

平成29年データを選択した状態で表示された場合は「データの更新に同意する」にチェックして「実行」ボタンをクリックしてください。

また、平成28年データを選択した後すぐに[翌年度更新処理]を実行して平成29年データを作成する場合も同様に
「データの更新に同意する」にチェックして「実行」ボタンをクリックしてください。

平成28年以前のデータを参照する場合はデータ更新を「キャンセル」し、【メールde給与17 Ver9.0.10】を終了します。
過去データの参照は【メールde給与過年度版】をご利用ください。
◎Ver9.0.8 年末調整に関連した変更内容
[ 初期設定 - 本人・配偶者・扶養情報設定 ]
老人扶養親族と同居老親等を区別し易くするため、「扶養親族」タブに以下の制御を加えました。
 ・扶養区分で「老親等」を選択すると、自動で「同居」にチェックが入ります。
 ・扶養区分が「老親等」の状態で「同居」のチェックを外すと、扶養区分を「老人」に変更します。
 ・扶養区分が「老人」の状態で「同居」にチェックすると以下の確認画面を表示します


[ 年末調整 - 明細入力(個人別、一覧表) ]
「F5:年調明細」から各月の支給情報を手入力する場合、「源泉徴収税額」を手入力した場合はその他項目が変更されたとしても再計算はしないよう仕様を変更しました。

「F5:年調明細」から各月の支給情報を手入力する場合、手入力した箇所が一目で分かるよう該当項目を緑色で表示するよう仕様を変更しました。

「F5:年調明細」から「課税支給額」や「社会保険料」を手入力することにより「源泉徴収税額」が自動計算されている状態で[会社情報設定]で「所得税計算方法」を変更した場合は、従来通り「源泉徴収税額」を再計算しますが、「源泉徴収税額」が手入力されていた場合は「所得税計算方法」を変更したとしても再計算しないよう仕様を変更しました。

入力画面の「済」のチェックは生命保険料などの入力が完了したことを表す印としてご利用いただく仕様に変更しました。


[ 年末調整 - 保険料・扶養控除申告書 ]
平成30年分から配偶者控除と配偶者特別控除の仕組みが見直されることに伴い、「給与所得者の扶養控除等申告書」の書式が変更されたので対応しました。

扶養控除等申告書の印刷設定に、社員とその扶養親族の個人番号を印字するか、それとも空欄とするかの選択肢を設けました。

「社員/扶養の個人番号を空欄で印刷する」にチェックを付けずに印刷した場合は画面の表示通りに印字します。前年に個人番号を登録したので、今年は社員に個人番号欄を書かせたくなければチェック無しで印刷してください。(画面上、個人番号欄が「*************」なら、印刷物もその通り印字されます。)

チェック有りで印刷すると、画面上に個人番号欄がどのように表示されていても、必ず空欄になります


[ 年末調整 - 源泉徴収簿 ]
給与処理を行わずに年末調整だけを行うデータの場合(給与処理を開始していないデータの場合)は、源泉徴収簿右上の「扶養控除等の申告」の「当初」欄に[本人・配偶者扶養情報設定]に登録されている人数をセットするよう仕様を変更しました。(この仕様変更により、扶養人数に増減が無ければ年末調整だけを行うデータの場合でも正しい人数が印字できます。)

賞与年調又は単独年調の場合、12月給与処理確定後に扶養の増減があると源泉徴収簿右上の「扶養控除等の申告」の欄が適正に印字できないので、このようなケースに対応するため「扶養控除等の申告」欄を印字するかどうかを指定できるようにしました。(「扶養控除等の申告」欄が適正に印字できない場合は空欄で印刷して手書きしてください。)


[ 年末調整 - 源泉徴収票 ]
金額欄をカンマ区切りに変更しました。また、最小フォントのフォントサイズを1ポイント上げました。


[ 年末調整 - 源泉徴収票等合計表 ]
国税庁が公表している書き方に倣い、「俸給、給与、賞与等の総額」の「源泉徴収税額」がマイナスの場合は“0”と印字するよう仕様を変更しました。


[ 年末調整 - 法定調書合計表 ]
国税庁が公表している書き方に倣い、「(A)俸給、給与、賞与等の総額」の「源泉徴収税額」がマイナスの場合は“0”と印字するよう仕様を変更しました。


[ 年末調整 - e-Tax、eLTAX用CSV作成 ]
e-TaxのURLがリンク切れしていたので修正しました。


[ 年末調整全般 ]
[社員情報設定]で行った「年調する/しない」の設定変更等が年末調整側に反映されないケースがあったので修正しました。


◎Ver9.0.8 その他の変更内容
[ システム全般 ]
「年調方法」と「繰越区分」を指定して社員検索を実行した場合に、[社員情報設定]の「年末調整」タブの「個別設定する」にチェックがない社員が正しく抽出できないケースがあったので修正しました。


[ ファイル - データ選択 ]
新規作成するデータの厚生年金保険料率を平成29年9月からの率に変更しました。


[ 給与処理・賞与処理全般 ]
給与と賞与の同時処理は不可とするよう仕様を変更しました。
尚、給与と賞与の支給日が同日の場合は原則として給与が先ですが、給与年調の場合に限り、12月給与より最終賞与を先に処理していただくことになります。

給与の締支給日が複数設定されていて給与の支給日と支給日の間に賞与の支給が挟まれる場合は例外的に同時処理が可能です。この場合、賞与を開始した時点で賞与の前に給与が支給される社員については内部的に確定状態(訂正不可)になります。(賞与処理開始時に以下の確認画面が出ます。)


[ 給与処理全般 ]
[締/支給日設定]で「締日区分」が「同日締め」「後締め」の場合でも、入退社した社員の社会保険料が適正に徴収できるようになりました。


[ 給与処理、賞与処理 - 明細入力(個人別、一覧表) ]
入力画面の「済」のチェックは、勤怠等の入力が完了したことを表す印としてご利用いただく仕様に変更しました。従って、「済」のチェックを入れた後でも[明細書設計][社員情報設定][扶養情報設定][有給休暇設定]は変更可能です。(Ver9.0.0~9.0.7は不可でした。)


[ 初期設定 - 締/支給日設定 ]
賞与処理開始後に支給の前後関係が変わらない範囲で賞与支給日が変更できるようになりました。

給与開始月が10月など途中開始の場合、10月の給与処理確定後に7月支給の賞与が追加できてしまっていたので制御しました。


[ 初期設定 - 計算式設定 ]
計算式Aには計算式Bがあり計算式Bには計算式Cがあるといったように3階層以上の計算式で構成される項目は、途中の計算式が明細書で手入力された場合に正しい計算結果が得られなくなっていたので修正しました。


[ 初期設定 - 社員情報設定 ]
[社員情報設定]を閉じる際に設定不備が原因でエラーが発生した場合は、エラーメッセージを「OK」後にエラー原因のタブに遷移する仕様ですが、タブが切り替わったにもかかわらず、ファンクションキーの機能割当がエラーが発生したときに開いていたタブのままの状態になっていたので修正しました。


[ 管理資料 - 賃金台帳 ]
社員名の横に性別を印字するようになりました。(労働基準法で賃金台帳に性別を記載することが求められているので対応しました。)


[ 随時処理 - 社員データ作成/取込 ]
以下の条件に全て合致する社員データは本来取り込み不可の筈が、取り込みできてしまっていたので制御しました。
 ・[会社情報設定]で「繰越超過金額一括支払区分」が「賞与」に設定されている。
 ・取込ファイル上、その社員が「賞与支給なし」になっている。
 ・取込ファイル上、その社員の「年調処理方法」が「個別設定なし」になっている。
以下の条件に全て合致する社員データは本来取り込み可能な筈が、エラーのため取り込みができなくなっていたので修正しました。
 ・取り込み元データの[社員情報設定]で、年の最後の支給が賞与「締/支給日」が選ばれている。
 ・取込ファイル上、その社員が「賞与支給なし」になっている。
 ・取込ファイル上、その社員の「年調処理方法」が「個別設定」で「給与年調」になっている。


[ 社会保険 - 算定基礎届入力、算定基礎届、算定基礎台帳 ]
基礎日数が3ヶ月とも基準に満たない場合、決定後の報酬月額を古い表(2016年09月の表)から取得していたので修正しました。


[ 社会保険 - 労保/社保改定チェック ]
等級変更対象者の改定で平均額又は修正平均額が0円の場合でも[社員情報設定]の「改定年月」だけは更新するよう仕様を変更しました。
給与の入力画面などで社員の並び順を「登録順」以外に設定していると、[労保/社保改定チェック]で一部の社員のみ改定処理を行った場合に改定を行わなかった社員が改定されるケースがあったので修正しました。


[ 社会保険 - 月額変更届入力、月額変更届、月額変更台帳、月額変更予定者確認表、社会保険料改定通知一覧表 ] 
随時改定の判定で、非該当者と判定された者の決定後の報酬月額を古い表(2016年09月以前の表)から取得していたので修正しました。


[ 社会保険 - 社会保険料改定通知書 ]
通知書の文言を「あなたの社会保険料控除額がyy年mm月dd日支給給与より次の通り変更・・・」に変更しました。


[ 社会保険 - 社会保険電子届書作成 ]
日本年金機構の仕様チェックプログラムのダウンロードページのURLがリンク切れしていたので修正しました。


[ 就業管理 - 就業日報入力、就業月報入力、未打刻・遅早退チェック ]
[勤務体系設定]で「明細書種類」が同一の勤務体系が複数あると、[明細書設計]でその明細書をメンテナンスした場合に[就業日報入力][就業月報入力][未打刻・遅早退チェック]で残業時間や遅刻時間等の時間が計算されないケースがあったので修正しました。


[ 就業管理 - 就業日報入力、未打刻・遅早退チェック ]ド
勤務体系だけを変更した場合、その場は変更した通りに集計されるが、もう一度画面を開くと勤務体系を変更する前の状態に戻ってしまっていたので修正しました。


[ 通信・計算代行 - データ受信 ]
[データ受信]を行うと、オペレータ毎に保存されている以下の情報がクリアされるケースがあったので修正しました。
 ・データ使用許可
 ・部門使用許可
 ・社員の並び替え
 ・部門の展開
 ・入力方向(↓/→)
 ・印刷設定情報