年調処理を12月給与で行っています。12月給与の「源泉所得税額」と「年調過不足額」を合算して表示する為、超過額(還付)が大きいと「所得税」がマイナス表示になるので、従業員より内容がわかりにくいとの声が有ります。
年末調整の所得税過不足額を精算する給与の源泉所得税額と別に印刷できますか?
 
「所得税」-20,020円 = 「12月源泉所得税額」5,720円 ー 「年調超過額」25,740円

システム明細項目として登録されている「年調超過額」「年調不足額」を利用すると、12月給与の源泉所得税額とは別に年調過不足額を表示できます。

下記の手順で明細書に割り当てを行ってください。
 
初期設定>明細項目設定を開きます。
明細項目リストより「控除」をクリックし、一覧の「年調超過額」「年調不足額」を選択します。
項目名・項目名略称を確認し印字区分を修正して下さい。
 
初期設定>明細書設計を開きます。
明細書設計リストより「年調を行う従業員」が使用する明細書を選択します(複数の場合は個別に設定)
 
明細項目リストより 「控除/年調超過額、年調不足額」を左クリックして、明細書の表示したい場所で左クリックして登録します。
 

  以上の設定で「年調過不足額」が別明細項目として印刷されます。


   [注意事項]
   給与年調または賞与年調で、システム明細項目「年調超過額」「年調不足額」を明細書で使用した
   場合も「年末調整一覧表」「年調過不足一覧表」「源泉徴収簿」の12月給与または最終賞与の
   所得税額は上記の明細書を割り当て前の状態で表示されます。
 


  <補足> 
  年末調整>「年末調整明細書」をご利用いただくと、従業員に年調の詳細を知らせることが出来ます。
 
 
   
<参考>国税庁:年末調整関連ホームページ  *ロゴをクリックしてください。
  年末調整の手順等を解説した動画やパンフレット、年末調整時に必要な各種申告書などを掲載しています。
  年末調整に関する情報など源泉徴収義務者の方向けの最新情報を掲載しています。
  年末調整手続の電子化に向けた取組に関する最新情報などを掲載しています。