翌期から6年目までの中期予算の作成と、予算作成後の予実対比・資金予測に必要な情報を登録します。

本メニューは以下の7タブで構成されています。
固定費/変動費 各科目の固定/変動区分を設定します。
科目割当 どの科目を人件費と扱うかなど、科目の割り当てを行います。
サイト登録 売上債権、支払債務のサイトを登録します。
短期借入予定 1年以内に返済する借入金の借り入れ・返済予定を登録します。
長期借入予定 翌期以降に返済が完了する借入金の借り入れ・返済予定を登録します。
納税予定 法人税等の納税予定を登録します。
その他予定 借り入れ、納税以外の予定を登録します。


本メニューはプロオプション専用機能です。オプションお申し込みのAiOキーステーションをパソコンに挿入し、インターネットに接続した状態でご利用ください。(ダウンロード版の場合はAiOキーステーションは不要です。)
●固定費/変動費
項目説明
中期予算は変動損益計算書から作成するため、全ての費用を変動費と固定費に分解(固変分解)する必要があります。科目毎に変動費・固定費を選択してください。

どの科目を変動費とするかは業種により異なりますが、仕入高、材料費、外注費などを変動費とし、それ以外を固定費とするケースが一般的です。

この設定は【科目設定】の「固定・変動」と連動しています。
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●科目割当
項目説明
中期予算の作成や資金予測をするためには、“どの科目を人件費と扱うか”などの定義が必要です。

画面左側の「科目の割り当てが必要な科目」を選ぶと、右側に候補となる科目が表示されます。割り当てる科目にチェックしてください。

「現預金」は【科目設定】の「借方資金繰」「貸方資金繰」と連動しています。(チェックした科目は「99:流動性現預金」になります。)
「売上債権」「仕入債務」「人件費」は【3期比較経営分析表科目設定】【集計科目の登録】と連動しています。
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●サイト登録



サイト登録と【資金繰計画書】の関係
サイト登録は【資金繰計画書】の実績月以降に反映します。


売上債権の設定で、売上割合を 「現金:30%」 「掛:60%」 「手形:10%」、回収サイトを 「掛:1ヶ月後」 「手形:2ヶ月後」 とした場合、


【資金繰計画書】の「売上債権増減」は以下の通り計算されます。

売上債権増減=2ヶ月前の売上高の10%+1ヶ月前の売上高の60%+当月の売上高の30%−当月の売上高の60%−当月の売上高の10%

【資金繰計画書】で5月の「売上高」が 「1,000千円」 で、3月・4月・6月・7月が「0千円」の場合は、


「売上債権増減」は5月「△700千円」、6月「600千円」、7月「100千円」となります。


上記は売上債権を例にご説明しましたが、仕入債務も同様の考え方になります。
項目説明
売上・仕入の割合、回収・支払サイトを登録します。

売上債権に対する設定は【資金繰計画書】【中期予算計画書印刷】の資金繰計画書・資金推移グラフの「売上債権増減」に、仕入債務に対する設定は「仕入債務の増減」に反映します。

■売上割合

当期・前期の割合を参考に、「現金」「掛」「手形」の割合が合計して100%になるように設定します。

売上の参考値は、貸方が売上科目の仕訳から集計しています。

■回収サイト

掛・手形がそれぞれ何か月後に入金するかを設定します。

■仕入債務

【資金繰計画書】【中期予算計画書印刷】の資金繰計画書・資金推移グラフの「仕入債務増減」に反映します。

■支払割合

当期・前期の割合を参考に、「現金」「掛」「手形」の割合が合計して100%になるように設定します。

仕入の参考値は、借方が仕入科目の仕訳から集計しています。

■支払サイト

掛・手形がそれぞれ何か月後に支払われるかを設定します。

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●短期借入予定



入金予定と【資金繰計画書】の関係
短期借入の入金予定は、予定年月が【資金繰計画書】の実績月以降の場合に反映します。


入金予定に 「2016年5月 2,000千円」 を登録すると、


【資金繰計画書】の5月の「短期借入」は 「2,000千円」 となります。



返済予定と【資金繰計画書】の関係
短期借入の返済予定は、予定年月が【資金繰計画書】の実績月以降の場合に反映します。


返済予定に 「2016年6月 3,000千円」 を登録すると、


【資金繰計画書】の6月の「短期借入」は 「△3,000千円」 となります。

項目説明
短期借入金の借入予定と返済予定を登録します。
この設定は【資金繰計画書】【中期予算計画書印刷】の資金繰計画書・資金推移グラフの「短期借入」に反映します。

■借入予定

借入を行う予定の年月と金額(千円単位)を登録します。

当期分の予定は【翌年度更新処理】によりクリアされます。
【繰越残高調整】を実行すると、前期データの予定が取り込まれます。

■返済予定

借入を返済する予定の年月と金額(千円単位)を登録します。

当期分の予定は【翌年度更新処理】によりクリアされます。
【繰越残高調整】を実行すると、前期データの予定が取り込まれます。
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●長期借入予定



入金予定と【資金繰計画書】の関係
長期借入の入金予定は、予定年月が【資金繰計画書】の実績月以降の場合に反映します。


入金予定に 「2016年5月 2,000千円」 を登録すると、


【資金繰計画書】の5月の長期借入は 「2,000千円」 となります。



返済開始予定・返済終了予定と【資金繰計画書】の関係
長期借入の返済予定は、予定年月が【資金繰計画書】の実績月以降の場合に反映します。


【資金繰計画書】の「長期借入」は、最終実績月の返済金額(長期借入金の借方発生金額)を翌月以降に引き継ぎます。

4月(最終実績月)の「長期借入」が 「△500千円」 の場合は、5月の「長期借入」も同額の 「△500千円」 になります。


この状態で返済開始予定に 「2016年6月 300千円」 を登録すると、


【資金繰計画書】の6月以降の「長期借入」は 「△300千円」 加算されて 「△800千円」 となります。


更に返済終了予定に 「2016年7月 200千円」 を登録すると、


【資金繰計画書】の8月(返済終了予定月の翌月)以降の「長期借入」は 「△200千円」 減額されて 「600千円」 となります。

項目説明
長期借入金の借入予定と返済予定を登録します。この設定は【資金繰計画書】【中期予算計画書印刷】の資金繰計画書・資金推移グラフの「長期借入」に反映します。

【資金繰計画書】の「長期借入」は毎月同額返済を前提としています。ここで借入予定・返済予定を登録しない月は、前月の返済金額と同額がセットされます。

■借入予定

借入を行う予定の年月と金額(千円単位)を登録します。

当期分の予定は【翌年度更新処理】によりクリアされます。
【繰越残高調整】を実行すると、前期データの予定が取り込まれます。

■返済開始予定

借入の返済を開始する予定の年月と金額(千円単位)を登録します。

返済予定の登録がなければ前月と同額の返済となります。
返済開始予定を登録すると、前月の返済額に当月に設定した金額が加算されます。
当期分の予定は【翌年度更新処理】によりクリアされます。
【繰越残高調整】を実行すると、前期データの予定が取り込まれます。

■返済終了予定

借入を返済が終了する予定の年月と金額(千円単位)を登録します。

返済予定の登録がなければ前月と同額の返済となります。
返済終了予定を登録すると、翌月から設定金額が減算されます。
当期分の予定は【翌年度更新処理】によりクリアされます。
【繰越残高調整】を実行すると、前期データの予定が取り込まれます。
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●納税予定



納税予定と【資金繰計画書】の関係
納税予定は【資金繰計画書】の実績月以降に反映します。


「法人税予定納税」 「2016年6月」 「400千円」 と登録すると、


【資金繰計画書】の6月の「納税」は 「△400千円」 となります。

項目説明
納税予定を登録します。
この設定は【資金繰計画書】【中期予算計画書印刷】の資金繰計画書・資金推移グラフの「納税」に反映します。
当期分の予定は【翌年度更新処理】によりクリアされます。
【繰越残高調整】を実行すると、前期データの予定が取り込まれます。
還付予定は「その他予定」で入金予定として登録してください。

■税目

納付予定の税金の種目等を登録します。

■納付月

納付予定の年月を登録します。

■金額

納付予定金額(千円単位)を登録します。

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●その他予定



その他予定と【資金繰計画書】の関係
納税予定は【資金繰計画書】の実績月以降に反映します。


「社用車売却」 「2016年6月」 「1,000千円」 「入金」 と登録すると、


【資金繰計画書】の6月の「その他」は 「△400千円」 となります。

項目説明
借入、納税以外の予定を登録します。

この設定は【資金繰計画書】【中期予算計画書印刷】の資金繰計画書・資金推移グラフの「その他」に反映します。
当期分の予定は【翌年度更新処理】によりクリアされます。
【繰越残高調整】を実行すると、前期データの予定が取り込まれます。

■項目

入金又は出金予定の項目を登録します。

■予定月

入金又は出金予定年月を登録します。

■金額

納付予定金額(千円単位)を登録します。

■入出金

「入金」又は「出金」を選択します。

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