■バージョンアップ作業の前に ■平成23年扶養控除の改正について ■平成23年扶養控除改正対応版（Ver2.0.0）の変更点 ■バージョンアップ方法

◎ 『メールｄｅ給与１１（Ver2.0.0）』は平成２３年扶養控除改正対応版です。 平成２３年１月支給分以降の給与・賞与は必ずこのバージョンで処理してください。 ◎ 今回のアップは『メールｄｅ給与１０』から『メールｄｅ給与１１』へのメジャーバージョンアップになります。 通常の同一プログラム内のバージョンアップ（マイナーバージョンアップ）の場合はプログラムを上書きしますが、メジャーバージョンアップの場合はプログラムを追加しますので、『メールｄｅ給与１０』と『メールｄｅ給与１１』が1台のパソコンの中に共存します。 ◎ 平成２２年の年末調整処理は『メールｄｅ給与１０（Ver1.0.2）』で行って下さい。 『メールｄｅ給与１１（Ver2.0.0）』で平成２２年データを選択しないようお気をつけ下さい。 ◎ バージョンアップ作業は、セキュリティソフトなど他のアプリケーションが起動している場合には終了してからを行って下さい。 ■配偶者・扶養情報チェックを実行して下さい。 こども手当・高校授業料の無償化制度の新設に伴い平成２２年税制改正で扶養控除等の見直しが行われた結果、平成２３年１月１日以降に支給される給与についてその税額計算要素（『扶養親族等の数』）が変更されています。 ◎扶養控除の改正について ① 16歳未満の扶養親族（年少扶養親族）に対する扶養控除が廃止されました。これに伴い、扶養控除の対象が、16歳以上の扶養親族（控除対象扶養親族）とすることとされました。 ② 16歳以上19歳未満の人の特定扶養親族としての上乗せ部分（25万円）がが廃止され、これらの人に対する扶養控除の額が38万円とすることとされました。これに伴い、特定扶養親族の範囲が、19歳以上23歳未満の扶養親族に変更されました。 ③ 源泉徴収税額表においては控除対象配偶者、控除対象扶養親族の人数など（扶養親族等の数）に応じて税額を算出することとされました。 ④ これらの改正は、平成２３年１月１日以降支払うべき給与等について適用されます。 ※ 詳しくは税務署配布の『平成２２年分年末調整のしかた』のP.60～62を参照してください。 『メールｄｅ給与１１（Ver2.0.0）』にバージョンアップ後に「年末調整－配偶者扶養情報チェック」を実行すると、扶養区分を一括で変更できます。   ■家族構成／扶養人数設定 ・ 扶養親族タブの扶養区分の自動セットを一部変更しました。（扶養区分は生年月日を入力すると自動セットされます。） １６歳未満： 扶養区分に[年少]をセット １６歳以上１９歳未満： 扶養区分に[一般]をセット １９歳以上２３歳未満： 扶養区分に[特定]をセット ・ [所得税計算時の扶養人数]に障害者以外の年少扶養親族を含めないようにしました。 年少扶養親族が障害者でない 加算なし 年少扶養親族が障害者である １人加算 年少扶養親族が特別障害者である １人加算 年少扶養親族が同居特別障害者である ２人加算 ・ 年少扶養人数の表示を追加しました。 ■年末調整処理全般 ・ 配偶者控除額において、配偶者が同居特別障害者の場合に３５万円を加算しないようにしました。 ・ 扶養控除額において、扶養親族が同居特別障害者の場合に３５万円を加算しないようにしました。 ・ 年末調整処理全般の障害者控除額において、配偶者又は扶養親族が同居特別障害者の場合に１人につき３５万円を加算するようにしました。 ■配偶者扶養情報チェック ・ 年齢と扶養区分が矛盾している扶養親族のチェックを一部変更しました。 １６歳未満で扶養区分が年少以外： 矛盾対象 １６歳以上１９歳未満で扶養区分が一般以外： 矛盾対象 １９歳以上２３歳未満で扶養区分が特定以外： 矛盾対象 ■金融機関辞書 ・ ２０１０年１２月現在の情報に更新しました。 ■市区町村辞書 ・ ２０１０年１２月現在の情報に更新しました。 ■メールｄｅ給与クライアント ・ データ復元において、データバージョンより古いプログラムでデータ復元を行うと「kpkVer11.exeが見つかりません。」のエラーになってしまう不具合を修正しました。 ① メールｄｅ給与１０を起動します。  ② メニュー画面まで進み、右上の「会員ページ」をクリックします。  ③ 「会員向けサービス」画面が開きます。「バージョンアップ」をクリックします。 ※ プログラムのバージョンアップはキーパークラブ会員の特典です。   ④ 「確認」画面が開きます。「はい」をクリックします。 ※ウイルス対策ソフトが起動している場合は終了してから実行して下さい。 ⑤ 右の画面が表示された場合は「許可」をクリックします。 ⑥ ダウンロード処理中です。そのまま暫くお待ち下さい。  ⑦ 「確認」画面が開きます。「はい」をクリックするとインストール処理を開始します。  ⑧ 暫くすると、右の画面が開きます。「次へ」をクリックします。  ⑨ 使用許諾契約をお読みください。「同意します」を選び「次へ」をクリックすると次の画面に進めます。  ⑩ 「ユーザー名」を入力し、「すべてのユーザ」を選択した状態で「次へ」をクリックします。  ⑪ 「次へ」をクリックします。 ※「変更」をクリックしてインストール先を変更することも可能ですが、通常はそのままの設定で次の画面に進んでいただくことをお勧めします。  ⑫ 「インストール」をクリックして処理を開始します。そのまま暫くお待ちください  ⑬ インストールが終了します。「完了」をクリックします。  ⑭ バージョンアップ処理が完了するとメールｄｅ給与１１が起動して「データ選択」画面が開きます。平成２３年データを選択してください。 ※ 「データ選択」の前に「ログイン」画面が開いた場合は、通常通りコードとパスワードを入力して「ＯＫ」をクリックしてください。 平成２２年から２３年への「翌年度更新処理」を行う前にバージョンアップ処理を行った場合は、必ず「Ｆ２：複写」でデータのコピーをお取りください。 ⑮ バージョンアップ後に初めて選択したデータでは確認画面が出ます。「ＯＫ」をクリックするとデータの更新処理が始まります。そのまましばらくお待ち下さい。 平成２２年以前のデータを選択した状態で「ＯＫ」しないようご注意下さい。 処理が完了すると「バージョンアップ情報」画面が出ます。内容をご確認の上、「閉じる」をクリックして下さい。 ⑯ メニュー画面が開きます。右上の表記が「メールｄｅ給与１１　Ver2.0.0」に変更されています。