公開日:2023/09/19

当社は簡易課税を選択しております。
TACTiCS財務23消改版Ver15.1.0でインボイス対応が行われ、2023年10月から2026年9月までの間に免税事業者など非適格請求書発行事業者から課税仕入を行ったとき用の消費税区分(80%控除用の消費税区分)が追加されたとのことですが、この新しい消費税区分は簡易課税事業者でも使用する必要があるのでしょうか?



以下、TACTiCS財務23消改版Ver15.1.0で追加された消費税区分です。
これらの消費税区分は原則課税を選択してる事業者、及び税抜経理([初期設定>基本設定>消費税]で「消費税処理区分:税抜」を選択)※1されている事業者のためにご用意させていただきました。

簡易課税事業者、又は2割特例※2を適用する事業者が税込経理([初期設定>基本設定>消費税]で「消費税処理区分:税込」を選択)される場合は必ずしもご利用いただく必要はございません。
コード 分類 消費税区分
514 仕入 課税売上対応80課税仕入
515 仕入 共通売上対応80課税仕入
516 仕入 非課売上対応80課税仕入
564 仕入 課税売上対応80課税仕入返還
565 仕入 共通売上対応80課税仕入返還
566 仕入 非課売上対応80課税仕入返還
714 仮払 課税売上対応80課税仕入
715 仮払 共通売上対応80課税仕入
716 仮払 非課売上対応80課税仕入
764 仮払 課税売上対応80課税仕入返還
765 仮払 共通売上対応80課税仕入返還
766 仮払 非課売上対応80課税仕入返還

※1 法人税では仕入税額控除の適用を受ける課税仕入れ等の税額と地方消費税の合計額が仮払消費税等の額とされています。2023年10月〜2026年9月は取引の相手方が免税事業者など非適格請求書発行事業者の場合は消費税額が80%が仮払消費税とし、残りの20%を本体加算するため、上記の消費税区分を使用する必要があります。
≪参考≫国税庁『適格請求書発行事業者以外の者から行った課税仕入れに係る消費税等の処理』
※2 2割特例はインボイス制度を機に免税事業者からインボイス発行事業者として課税事業者になられた方を対象とした負担軽減措置です。 ≪参考≫国税庁HP『2割特例の概要』


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