本体金額分の仕訳と消費税分の仕訳を分けて入力する場合、【TACTiCS財務17】では以下のように入力していましたが・・・

■課税売上の場合

■課税仕入の場合

【TACTiCS財務18】にバージョンアップしたところ、以下のエラーが発生して「610」や「711」といった600番台・700番台のコードが使えなくなってしまいました。






「610」など600番台は仮受消費税、「711」など700番台は仮払消費税専用のコードのため、【TACTiCS財務18】より、その他の科目での使用を制限いたしました。

今後、本体金額分の仕訳は以下のように入力して下さい。
(消費税分の仕訳はこれまで通りで結構です。)
■課税売上の場合
 消費税コードは「110」など100番台を使用し、金額欄F4で税外入力します。(下段が「−」表示)

■課税仕入の場合
 消費税コードは「511」など500番台を使用し、金額欄F4で税外入力します。(下段が「−」表示)


旧バージョンでの入力により、本体金額分の仕訳に600番台や700番台を使用した仕訳が複数存在する場合は「仕訳置換」機能を使えば一括で訂正できます。

具体例として「4011:売上高」で消費税コード「610」の仕訳を一括訂正する場合の処理手順をご案内します。
手順1: [日常処理>仕訳帳]を開きます。 
手順2: 「検索」をクリックして「検索条件の設定」を開きます。
手順3: 「貸方勘定科目」を「4101:売上高」、「貸方消費税区分」を「610:売上」に設定して「OK」をクリックします。
手順4: 仕訳帳画面に貸方科目「4011:売上高」で貸方消費税コード「610:売上」の仕訳が抽出表示されます。
「メニュー>仕訳置換」から「仕訳の置換」を呼び出します。
手順5: 「置換項目を選択」で「貸方科目」にチェックし、更に「税コード」にチェックします。
「置換後の仕訳」の「貸方税コード」に「110」を入力します。


手順6: 「置換項目を選択」で「金額」にチェックし、更に「税入力区分」にチェックします。
「置換後の仕訳」の「金額欄」を選択して「F4:税外」をクリックします。(金額欄下段が「−」になります。)



手順7: 「F12:仕訳置換」をクリックします。
確認画面で「はい」をクリックすると、貸方科目「4011:売上高」貸方消費税コード「610:売上」の仕訳が一括で貸方消費税コード「110:売上」に置換されます。


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