食材の仕入れはアルコール類を除き軽減税率が適用されるにもかかわらず、誤ってすべて10%で入力してしまっていました。どのように訂正すれば良いのでしょうか?



1仕訳ずつ訂正する場合は、金額欄で「F5:税率変更」を押下して「10」を「8*」に変更してください。
   

  税率間違いの仕訳が大量にある場合は仕訳置換機能をご利用ください。
以下は、10/1以降の「452:仕入」はすべて軽減8%なのに、10%で入力してしまった場合の処理手順です。
手順1)
[仕訳入力]を参照モードに切り替えるか[仕訳帳]を開きます。


手順2)
「検索」をクリックします。


手順3)
「検索条件の設定」が開きます。10月から期末までを期間指定し、借方勘定科目に「452:仕入」を設定、消費税率10%を指定して「OK」をクリックします。


手順4)
消費税率10%の仕訳が表示されます。


手順5)
「メニュー>仕訳置換」をクリックします。


手順6)
「仕訳の置換」が開きます。「金額」と「税率変更」にチェックします。


手順7)
「F5:税率変更」を押下します。置換後の仕訳の借方・貸方に軽減税率を表す「8*」が設定されたことを確認して「F12:仕訳置換」をクリックします。
「仕訳の置換を行います。よろしいですか?」の確認メッセージを「OK」して処理を実行します。


手順8)
10%の仕訳がすべて軽減8%に変換されました。
(貸方も変換が必要な場合は3~7の手順で置換してください。)


  2019/10/01以降は10%が初期値のため、軽減税率を指定する場合はその都度「F5:税率変更」の押下が必要ですが、科目・補助・摘要・取引先に対して「軽減税率を使用する」設定を行うと、今回のご質問のような税率変更のし忘れを回避できます。
「軽減税率を使用する」の設定箇所は入力方法により異なります。あらかじめ[仕訳入力]画面でF8キーを確認してください。
 

入力画面でF8キーが「仕訳優先」の場合
[初期設定>科目設定]で勘定科目又は補助科目に対して「軽減税率を使用する」の設定を行ってください。


入力画面でF8キーが「摘要優先」の場合
[摘要辞書]画面で摘要を選び、「F3:編集」で[摘要辞書登録]を開いて「軽減税率を使用する」の設定を行ってください。


入力画面でF8キーが「取引優先」の場合
[取引先辞書]画面で取引先を選び、「F3:編集」で[取引先辞書登録]を開いて「軽減税率を使用する」の設定を行ってください。




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