キーパー財務12(Ver4.0.0)の主な変更点
(1)前期比較試算表が表示・印刷できるようになりました。
(2)当期データの選択中に前期・前々期の仕訳帳が参照できるようになりました。
(3)消費税期末一括税抜方式に対応しました。
(4)西暦・和暦が切り替えられるようになりました。
(5)勘定式・2期比較決算書の印刷様式を追加しました。
キーパー財務12(Ver4.0.0)のその他の変更
≪旧バージョンの変更点≫
 キーパー財務11: Ver3.0.0Ver3.0.1Ver3.0.2Ver3.0.3Ver3.0.4Ver3.0.5Ver3.0.6Ver3.0.7
 キーパー財務10: Ver2.0.0Ver2.0.1Ver2.0.2Ver2.0.3Ver2.0.4Ver2.0.5
 キーパー財務09: Ver1.0.1Ver1.0.2Ver1.0.3Ver1.0.4Ver1.0.5
バージョンアップ作業の前に
バージョンアップ方法
インターネットに接続できないパソコンのバージョンアップ方法
(1)前期比較試算表が表示・印刷できるようになりました。
通常の合計残高試算表から、ボタンひとつで前期比較試算表に切り替えられるようになりました。
当期元帳へのジャンプはもちろん、その場で前期元帳にジャンプして前期残高の内訳を確認することも可能です。

※本機能の利用には過去明細管理オプションが必要です。
過去明細管理オプションとは?


ページの先頭へ
(2)当期データの選択中に前期・前々期の仕訳帳が参照できるようになりました。
決算仕訳や年に一度しか発生しない取引など、以前にどのように入力したかがその場ですぐに確認できるよう、前期・前々期仕訳帳へのジャンプ機能を搭載しました。

※本機能の利用には過去明細管理オプションが必要です。
過去明細管理オプションとは?
ページの先頭へ
(3)消費税期末一括税抜方式に対応しました。
従来の取引の都度消費税を別途計上する「個別計上方式」に加え、期末に一括して消費税振り替え仕訳を計上する「期末一括税抜方式」にも対応しました。
ページの先頭へ
(4)西暦・和暦が切り替えられるようになりました。
これまでは一部帳票を除き西暦で管理されていましたが、「環境設定」で「年の扱い」を変更することにより、すべてを「和暦」に切り替えて表示・印刷することもできるようになりました。
ページの先頭へ
(5)勘定式・2期比較決算書の印刷様式を追加しました。
「外枠を可変にする」にチェックすると、勘定式・2期比較決算書が新しい書式で印刷できます。
従来の書式では科目を上詰めにしていましたが、新書式では均等に配置します。
また、外枠の大きさも科目数に応じて変動しますので、科目数が少ない場合でもバランスの良い決算書が作成できます。
ページの先頭へ
●システム全般
 ・ AiOキーステーションをUSB3.0ポートに挿入した場合でもキーパー財務がご利用可能になりました。
 ・ 現金出納帳システムとやり取りを行うデータについては注意を促すため[基本設定][部門設定][科目設定][本支店グループ設定][コード変更]を開く際に警告を発するようになりました。また、データの保全ため[仕訳の全削除][仕訳のインポート]は使用不可となりました。(「現金出納帳通信設定」を外すと警告及び使用制限は解除されます。)
●ファイル-データ選択
 ・ [基本設定]で設定した「コード」が[データ選択]に表示されるようになりました。また、「コード」で目的のデータを検索することも可能になっています。
●日常処理-仕訳入力
 ・ 入力方法(摘要優先/取引先優先/仕訳優先)がF8キーで切り替えられるようになりました。(従来通り、「入力方法の設定」画面を表示させてから切り替えることも可能です。)
摘要優先(又は取引先優先)で辞書から補助が「選択なし」となっている摘要(又は取引先)を選択した場合に補助の入力を省略して次項目に進めてしまうことがあったので修正しました。
●日常処理-総勘定元帳
 ・ 従来の各種分析帳票からのジャンプに加え、当期の元帳を表示させた状態でF7キーを押した場合にも前期・前々期の元帳が参照できるようになりました。

過去明細管理オプションが必要です。
●日常処理-合計残高試算表
 ・ 医業オプションスタンダードを利用している場合、「施設選択」の選択肢に「病院・診療所」を追加しました。(これにより、他の施設と同じ科目配列で法人全体の試算表が作成できるようになっています。)
医療法人データで、施設選択で「本部」を選択した場合に定形の試算表が適正に印刷できるよう修正しました。(科目の並びは決算書と同じです。)
●日常処理-窓口日報入力
 ・ F6キーを押下すると表示される日計が誤って集計されてしまうケースがあったので修正しました。
●決算処理-決算書
 ・ 2011年(平成23年)4月1日以降に開始する事業年度より、「株主資本等変動計算書」の「前期末残高」が「当期首残高」に変更されます。
 ・ 残高が0円の科目を印刷する場合に、残高を「0」と印字するかそれとも空欄にしておくかが選択できるようになりました。
 ・ 医療法人データで決算書の表紙を印刷すると、住所欄に“・”が印字されてしまうケースがあったので修正しました。(※Windows7又はVistaで発生する現象でした。)
●決算処理-キャッシュフロー計算書
 ・ 「Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額」を追加し、「Ⅳ 現金等の増加額(又は減少額)」「Ⅴ 現金等の期首残高」「Ⅵ 現金等の期末残」をそれぞれ「Ⅴ 現金等の増加額(又は減少額)」「Ⅵ 現金等の期首残高」「Ⅶ 現金等の期末残」に変更することにより、各項目にセットされる値と「現金及び現金同等物の増減額(Ⅶ-Ⅵ)」の計算結果を修正しました。
●決算処理-一括印刷
 ・ 「両面印刷用に余白を調整する」にチェックして元帳の印刷を行うと、奇数ページで終了した科目は裏面を白紙にして新しい用紙に次科目を印字しますが、用紙節約のため、裏面に次の科目を印字することもできるようになりました。
●決算処理-減価償却
 ・ 「償却保証額」の端数処理方法は、法人データの場合は必ず「切り捨て」し、個人データの場合は「普通償却費」の端数処理方法に従うよう仕様を変更しました。
 ・ 資産の登録画面で「除却」または「売却」にチェックすると、「備考」欄に自動で「除却」または「売却」の文字をセットします。(個人データの場合は青色申告決算書の三面「減価償却費の計算」の「摘要」欄にも連動します。)
●決算処理-翌年度更新
 ・ クライアントサーバー形式で利用している場合、2以上のオペレータが同一データにアクセスしているタイミングでの「翌年度更新処理」は実行不可となるよう制御を強化しました。
●消費税全般
 ・ 本部を使用する医療法人データで税抜で集計した場合に必ず「貸借差額エラー」が発生するという問題点と、「施設比較財務諸表」を「税抜」で集計すると、各施設の仮受・仮払消費税に法人全体の金額が集計されてしまうという問題点を修正しました。
●消費税-消費税集計表
 ・ 科目としての残高が¥0でも補助ごとの残高がある場合は、「ゼロ非表示」で非表示にならないよう修正しました。
●財務分析全般
 ・ 3期の表示順が「前々期・前期・当期」又は「当期・前期・前々期」のいずれか選択できるようになりました。([ファイル―環境設定]の「出力設定」タブで選択します。)
 ・ ダブルクリックした項目とジャンプ先の元帳の残高が必ず一致するよう、財務分析側で発生残高をダブルクリックした場合は該当期間の仕訳を抽出した元帳にジャンプするようになりました。(累計残高をダブルクリックした場合は従来通りです。)
 ・ 「累計」・「発生」が選択できるメニューについては印刷物にも「累計」又は「発生」を印字するようになりました。
 ・ 科目としての残高が¥0でも補助ごとの残高がある場合は、「ゼロ非表示」で非表示にならないよう修正しました。
●財務分析-3期比較経営分析表
 ・ 当初部門の設定が無かったデータに対して「初期設定-コード変更」を使って部門を設定した場合に総体の従業員数が適正にセットできるよう修正しました。
●財務分析-総合比較損益計算書、予実対比損益計算書、月次比較財務諸表、3期比較財務諸表、部門比較財務諸表
 ・ 医療法人データで部門を指定し印刷形式を「定形」に設定した場合に印刷・プレビュー等ができなかったので修正しました。
●財務分析-予実対比損益計算書
 ・ 期間選択」で7か月間以上指定した場合でも、「F8:印刷」の「コピ-」と「Excel」が正常に動作するよう修正しました。
 ・ 千円単位で表示させた場合でも増減率が正しく計算されるよう修正しました。
●財務分析-支店比較財務諸表
 ・ 印刷形式を「定形」に設定した場合でも正常に印刷・プレビュー等ができるよう修正しました。
●財務分析-予算登録
 ・ 「F3:実績比」ボタンを使って予算の登録を行った場合に、「予算登録」画面を閉じるときに確認画面が表示されず、金額が登録できないケースがあったので修正しました。
●初期設定-科目設定
 ・ 「諸口」にも補助科目が設定できるようになりました。
 ・ 「印刷設定」タブにおいて、現状では「売上値引戻高」や「仕入値引戻高」など貸借区分が「-」の科目と、「売上高」や「仕入高」など貸借区分が「+」の科目を同じ行に割り当てることはできませんが、個人データの「決算書」に限り認めるよう仕様を変更しました。
 ・ 個人データの場合、消費税コード・資金繰り区分の初期値が誤っていたので修正しました。
●初期設定-コード変更
 ・ 『補助を「使用しない」科目を「使用する」に変更する』又は『補助を「使用する」科目を「使用しない」に変更する』を実行しても、取引先辞書に登録されている仕訳から該当科目が削除されることがあったので修正しました。
 ・ 「部門の一部を削除する」において、「置換部門」に部門コード「80」~「99」が選べるようになりました。
●科目内訳全般
 ・ 行選択の状態でもキーボードを叩きEnterキーを押せば文字が入力できてしまっているので、行編集の状態のみ文字入力を受け付けるよう修正しました。
 ・ 「残高取込」を行った直後でもエラーを出すことなく「F2:追加」ができるよう修正しました。
●科目内訳-⑪借入金及び支払利子
 ・ 短期借入金のブロックが二つ以上できてしまうことがないよう修正しました。
●拡張機能-コード体系登録
 ・ 独自科目コード体系の登録枠を10から20に拡張しました。
●拡張機能-仕訳のインポート
 ・ siwake.txtの不備のためインポートに失敗した場合に適切でないエラーメッセージが出るケースがあったので修正しました。
●拡張機能-摘要辞書設定、取引先辞書設定
 ・ 現状では摘要(又は取引先)を編集する場合に「F3:編集」に加えて、ダブルクリックでも編集画面が開くようになりました。
●経営羅針盤-比較推移表
 ・ 前期比や予算の達成率が表示できるよう、「下段」の選択肢に「比率」を追加しました。

過去明細管理オプションが必要です。
 ・ 「発生」で集計した場合は先頭列に累計金額を表示するようになりました。(印刷物も同様です。)

過去明細管理オプションが必要です。
●キーパー現金出納帳
 ・ キーパー財務側から「現金出納帳マスター送信」された分散入力データをキーパー現金出納帳で受信した場合、そのデータを「F2:コピー/貼付」することができなくなっていたので修正しました。
 ・ キーパー財務側から「現金出納帳マスター送信」されたデータをキーパー現金出納帳で受信した場合に取引先辞書の位置がずれてしまうことがあったので修正しました。
ページの先頭へ
今回の【キーパー財務12(Ver4.0.0)】へのバージョンアップは【キーパー財務11】【キーパー財務10】【キーパー財務09】からのメジャーバージョンアップとなります。
同一バージョン内のアップ(リビジョンアップ)はプログラムを上書しますが、
メジャーバージョンアップの場合はプログラムを追加しますので、【キーパー財務12】【キーパー財務11】【キーパー財務10】【キーパー財務09】が1台のパソコンの中に共存します。
【キーパー財務12(Ver4.0.0)】で選択したデータは、【キーパー財務11】【キーパー財務10】【キーパー財務09】では選択できません。過去データ(2009年~2011年データ)を処理当時のプログラム(キーパー財務09~11)のまま残したい場合や、データをやり取りする相手が【キーパー財務11】【キーパー財務10】【キーパー財務09】を使用している場合は、該当データを【キーパー財務12】では選択しないようにしてください。
キーパー財務をアップした場合は、必ず経営羅針盤キーパー現金出納帳もバージョンアップしてください。
バージョンアップ作業はユーザー登録を済ませてから行ってください。

※ユーザー登録未了の場合はバージョンアップできません。
※ユーザー登録はメニュー画面右下の「ユーザー情報」をクリックすると開く「ユーザー情報」画面で行ってください。
バージョンアップ作業はセキュリティソフトなど他のアプリケーションが起動している場合は終了してから行って下さい。
バージョンアップ作業は管理者権限でログオンした状態で行って下さい
GO-Global版の場合、バージョンアップ作業はサーバー機で行ってください。また、旧版(キーパー財務11)はアンインストールしないでください。
インターネットに接続していないパソコンのプログラムをバージョンアップすることも可能です。
詳細はコチラでご確認下さい。
クライアントサーバー形式でご利用の場合、1台目のバージョンアップ作業は他のユーザーがログインしていない状態で行ってください。(2台目以降については他のオペレータがログインしていても問題ありません。)
クライアントサーバー形式でご利用の場合、サーバー機での作業は特に必要ありません。
ページの先頭へ
AiOキーステーションをパソコンに挿入してキーパー財務を起動します。
メニュー画面まで進み、右上の「会員ページ」をクリックします。
「会員向けサービス」画面が開きます。「バージョンアップ」をクリックします。

プログラムのバージョンアップはキーパークラブ会員の特典です。
ご利用のパソコンがWindowsXPの場合、制限付きアカウントでログオンした状態ではバージョンアップはできません。必ず管理者権限でログオンしてください。
「確認」画面が開きます。「はい」をクリックします。

※「はい」をクリックしても⑤以降の画面が表示されない場合は一旦プログラムを終了して①の作業からやり直してください。
OSの設定により、「ユーザーアカウント制御」画面が表示されることがあります。「許可」をクリックします。
「バージョンアップ方法」画面が開きます。「最新バージョンにアップグレードする」を選んで「実行」をクリックします。
ダウンロード処理中です。そのまま暫くお待ち下さい。
「確認」画面が開きます。「はい」をクリックするとインストール処理を開始します。

インターネットに接続できないパソコンのプログラムをUPさせる目的でAiOキーステーションに最新バージョンのプログラムをダウンロードした場合は、ここで「いいえ」を選んでも構いません。
暫くすると、右の画面が開きます。「次へ」をクリックします。
使用許諾契約をお読みください。「同意します」を選び「次へ」をクリックすると次の画面に進めます。
「ユーザー名」を入力し、「すべてのユーザ」を選択した状態で「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。

※「変更」をクリックしてインストール先を変更することも可能ですが、通常はそのままの設定で次の画面に進んでいただくことをお勧めします。
「インストール」をクリックして処理を開始します。
そのまま暫くお待ちください
インストールが終了します。「完了」をクリックします。
自動でキーパー財務12が起動し、「ログイン」画面が開きます。
通常通りコードとパスワードを入力して「OK」をクリックします。
「データベースの更新」画面が開きます。「OK」をクリックします。
「データ選択」画面が開きます。適宜データを選択します。
「データベースの更新」画面が開きます。「データの更新に同意します。」にチェックして「OK」をクリックします。

「データベースの更新」画面は【キーパー財務12(Ver4.0.0)】で選択したことのあるデータの場合には表示されません。
データをやり取りする相手が『キーパー財務09』『キーパー財務10』を使用している場合は「データの更新に同意します」にチェックせず、「キャンセル」で画面を閉じてください。
「情報」をクリックすると開く「データの詳細情報」画面で「データの更新:禁止する」にチェックすればデータバージョンを固定できます。
   
会計データの更新が完了するとメニュー画面が開きます。バージョン表記が変更されています。
ページの先頭へ
AiOキーステーションをインターネットのできるパソコンに挿入し、バージョンアップ方法の手順に従ってバージョンアップ作業を行います。

※この場合に、
同時に2本以上のAiOキーステーションを挿入しないで下さい。
プログラムを終了させ、インターネットのできるパソコンからAiOキーステーションを取り外します。
インターネットができないパソコンにAiOキーステーションを挿入します。
右の画面が開きます。「キーパー財務」をクリックします。

※OSにより表示が異なります。
※自動で表示されない場合は以下の手順で処理してください。
スタートボタンをクリックする。
コンピュータ(又はマイコンピュータ)をクリックする。
キーパー財務のアイコンをダブルクリックする。
setups.exeをダブルクリックする。
OSの設定により、「ユーザーアカウント制御」画面が表示されることがあります。「許可」をクリックします。
「キーパー財務セットアップ」画面が開きます。「キーパー財務インストール」をクリックします。
「バージョン選択」画面が開きます。
一番上の行(キーパー財務12 4.0.00)を選んで「OK」をクリックします。
暫くすると、右の画面が開きます。「次へ」をクリックします。

使用許諾契約をお読みください。「同意します」を選び「次へ」をクリックすると次の画面に進めます。
「ユーザー名」を入力し、「すべてのユーザ」を選択した状態で「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。

※「変更」をクリックしてインストール先を変更することも可能ですが、通常はそのままの設定で次の画面に進んでいただくことをお勧めします。
「インストール」をクリックして処理を開始します。
そのまま暫くお待ちください
インストールが終了します。「完了」をクリックします。
バージョンアップ処理が終わると「キーパー財務セットアップ」画面に戻ります。「終了」をクリックします。
デスクトップのキーパー財務12のアイコンをダブルクリックしてプログラムを起動します。
「ログイン」画面が開きます。通常通りコードとパスワードを入力して「OK」をクリックします。
「データベースの更新」画面が開きます。「OK」をクリックします。
「データ選択」画面が開きます。適宜データを選択します
「データベースの更新」画面が開きます。「データの更新に同意します。」にチェックして「OK」をクリックします。

「データベースの更新」画面は【キーパー財務12(Ver4.0.0)】で選択したことのあるデータの場合には表示されません。
データをやり取りする相手が『キーパー財務09』『キーパー財務10』を使用している場合は「データの更新に同意します」にチェックせず、「キャンセル」で画面を閉じてください。
「情報」をクリックすると開く「データの詳細情報」画面で「データの更新:禁止する」にチェックすればデータバージョンを固定できます。
   
会計データの更新が完了するとメニュー画面が開きます。バージョン表記が変更されています。
ページの先頭へ